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オーストラリアの学校教育

オーストラリアの初等〜中等教育(小学校〜高校)は12年間で、学校教育は州によって小学校が1〜7年生(あるいは1〜6年生)まで、中学と高校が一貫教育で8〜12年生(あるいは7〜12年生)までとなります。義務教育は17歳(1年生から12年生)までで、一般的には将来の道を考慮して専攻に沿った選択科目を11、12年生で履修し、大学へ進学していきます。大学進学を考えていない場合には、10年生修了以降に専門学校へ進学することも可能です。

また、大学進学に当たっては、各州ごとに高校の統一試験が行われ、その結果やこれまでの学業成績に基づいて入学可能な大学や専攻が決まります。日本の中学卒業者の場合には10年生から、また日本の高校卒業者の場合はファウンデーションと呼ばれる大学進学準備クラスを受講後に大学進学できます。

オーストラリアと日本の教育段階比較表を見る

小学校(プライマリー・スクール)について
オーストラリアでは、習熟度別指導や個性・能力の成果にフォーカスをおいた教育を行っていて、小学校では、児童の得意科目を伸ばし、苦手科目を補強する教育を実践しています。英語、算数、理科、科学技術、社会環境、保健体育、芸術、外国語教育の8科目が必須科目で、外国語教育では日本語、フランス語、中国語など様々な言語が教えられています。教科書に頼らない授業では、教師が自由に教材を選びカリキュラムを設定し、学習方法も暗記よりも考えることに主体を置いて、発表や話し合いなどを通じて自分の意見を持ち、発言する力を養っていきます。また、様々な学校行事やイベントを実施し、日々の授業の中でも遊びの要素を取り込むことで、子供たちの知的好奇心と学習意欲を高める工夫がされています。こうした、柔軟性に富む伸びやかな教育環境で、子供たちは豊かな人間性と確かな基礎学力を養い、学ぶ楽しみを培います。また、義務教育ではありませんが、学校教育に早く慣れるために小学校内において、4歳からキンダガーテン(幼稚園)、5歳からプライマリー・スクール(小学校)へ上がる前までの1年間はプリ・プライマリー・スクール(小学校前の準備クラス)があり、ほとんどの子供たちが通っています。
中学・高校(セカンダリー・スクール)について
オーストラリアでは、特に読み書き能力(国語)と数量的思考能力(数学)、科学と情報技術に力を入れ、土台となる読解力に加え数学的、科学的な論理性を養い、コンピュータやマルチメディア機器を使用して、徹底したIT教育が行われています。また、早い時期から社会性や責任感を身につけ、職業意識を高めるために、学校教育の一環として職業キャリア教育が取り入れられています。さらに、移民国家ならではの実践的な国際理解教育が行われており、日本を含む海外との交流も盛んです。